今回の事業を実施するにあたり、有識者の方とのヒアリングを実施しました。その際「一般的に城郭や城下町と自然環境保全というのは、景観と環境、歴史と環境という点を配慮しない自然環境問題の解決だけでは、計画が進めにくい問題がある。」という指摘を受けました。
お堀の環境を改善していく際、歴史的遺産の保全と自然環境保全が相反することないようお堀の歴史等も調査しました。


一般社団法人 今治城濠共有者組合
今治城のお堀は、廃藩置県(1871年)後、全国的にも珍しい今治藩の士族によるお堀の管理が行われたそうです。昭和43年に今治市と、お堀と土地と交換するまで、様々な利用がなされました。

今治城のお堀では江戸時代の頃から昭和初期まで、牡蠣の養殖がされていました。品種改良・飼養研究がなされ昭和6年には農水省の全国試食会で一等賞を得るほどおいしかったみたいです。

出典 今治地方観光協会
覚えている方もおられるかもしれませんが、貸ボート(山田ボート)もお城で営業していました。

そして、白鳥や黒鳥もお堀にいました。
このようにお堀は歴史的な遺産だけでなく、いろいろな利用がなされていました。